映画日記 12/6更新
湯を沸かすほどの熱い愛
2016年に公開された映画です。「湯を沸かすほどの熱い愛」というタイトルにコメディを連想してしまったので映画館では観てません。あるお客様から「感動しました」と教えて頂いてから配信で初めて観たのですが、その後4回ほど観ました(笑)(好きな映画は何回も観てしまいます)
余命2ヶ月という宣告をされてからの双葉(宮沢りえ)が残された時間を懸命に生きる物語です。蒸発していた夫(オダギリジョー)を探し出し、休業していた銭湯を再開します。イジメにあっている娘(杉咲花)を「このまま逃げていてはなにも変わらない、立ち向かわないと」と説得します。2か月しかない余命の中で、旅先で出会った青年(松坂桃李)の苦しみからも目を背けずに受け止めます。
残された家族が強い絆で結ばれるように2ケ月を全力で生き抜いた女性の物語です。双葉という人間の迫力や凄さを華奢な宮沢りえが演じ切ってます。私は大好きな映画なのですが、ラストのシーンがホラーだと酷評する人もいました。(映画を観てどんな感じ方をするかはそれぞれの自由ですので、批判的な感想があって良いと思います)私はラストも大好きで、DVDも持っています。
ラストについては絶対書いてはいけないので(笑)もし観ていない方で気になった方は観てください。観て損はない映画だと思います。
(敬称略)
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「死」というものがいつ訪れるかわかりませんが、
「死」は誰にでも平等に訪れます。
亡くなり方や時期などを含めて考えると平等ではないのですが、
死なない人はいないので「死」そのものは誰にでも平等です。
2ヶ月という期限を切られたので主人公の双葉は
残りの2ヶ月をどう生きようか考えて行動するのですが、
ゴールがどこにあるとしても
自分の人生をどんなふうにしたいのかを決めて「今」を生きていくと、
必ず来るであろう「その時」に後悔しなくて済むのかな?なんて思います。